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長老 推定8歳半

 
弊社の敷地内で少し鶏を飼っています。50羽そこそこの群れです。
どうして50羽そこそこかというと、
 
鶏の適正規模が30羽〜60羽 ボス鶏を頂点とした
社会を形成します。
 
雄対雌の割合は、雄の方がだいぶ少ない方が群が安定します。
 
で、出張以外の日はほぼ毎日餌をやる鶏の群れに
「長老」と名付けた小さな雌鶏がいます。
 
この鼠色の鶏が、弊社 自社農場鶏の群で一番長く生きてきた
雌鶏です。推定年齢8歳半。
 
この鶏はサテライツで行われた養鶏の全てを見てきたはずです。
 
曽於市の月野というところの山の中で養鶏を始めたのは八年前でしたが、
隣町の養豚会社の社長からプレゼントしていただきました。
 
(ちなみにこの時にトカラ山羊のブンタスガワラも
頂戴しました)
 
鶏の群の適正サイズは30〜60羽と言われ、150羽以上に
なると、コミュニティの維持が難しくなるのですが、
 
鶏を飼い始めた頃わたしは当時このことが分かっておらず、
270羽ほどを一つの山の中の平地を囲ったスペースで飼っていました。
 
鶏のイジメは苛烈で、少しでも自分たちと違うグループを
見つけると強烈なイジメが始まり、最悪、殺します。
 
この長老は、身体がとても小さく群れの中で生きて行くには不利でした。
 
食肉にするために飼育していた7kg以上になるレッドブロ(という品種)に
いつも追いかけ回されていましたが、素早く逃げ回っていました。
 
逃げ足の早いことがこの鶏が群れの鶏、また狸などの害獣に
殺されなかった理由の一つです。
 
長老には「つがい」いて常に行動をともにしていました。
 
余談ですがこの雄鶏は大先輩の知人に雰囲気や行動が
あまりにも似ていました。
 
雰囲気が似ていたのでその雄鶏に同じ名前をつけたところ、
そのかたが老衰で大往生を遂げられた数日後、
こつぜんと姿を消しました。
 
以来、人間の名前を鶏につけるのは自分に禁じました。
死ぬ順番が逆だったらどう考えても縁起でもないからです。
 
つがいが亡くなっても長老は元気で生きながらえてきました。
 
長老が本日まで生きながらえてきたもう一つの理由は臆病さです。
 
私の愛する大長編漫画「ゴルゴ13」主人公のデューク東郷が生き残ってこれた
理由、それは「ゴルゴが誰よりも臆病だからだ」 
と作中で幾度となく言及されますが、そのセリフを思い出させます
 
長老も、歳をとって以前の俊敏さはなくなりました。卵も産まなくなり
長いことたちます。
 
過去の喧嘩で右目は潰れ、今は左目しか開いていません。
 
しかし、長老は群れのどの鶏よりも賢く、そのことで他の鶏たちから
一目置かれているように見受けられます。
 
長老を観察していると、朝は一番遅く、他の鶏が小屋の外に
出た後に、一番高い止まり木から降りてきます。
 
鶏は日が暮れるまでに寝ぐらに戻りますが、
長老は真っ先に小屋の奥の止まり木に止まっています。
 
他の鶏と争うことももうほとんどありません。
 
次に残った左目が潰れたら、生きるのが非常に困難になる
と悟っているかのように思えます。
 
と、書いていて長老の画像を探しましたが出てきません。
 
数日中に撮り直してアップします。←出てきましたのでアップします。
 
 
 
#長老 #庭先養鶏 #有精卵 #氷温熟成 

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